clamav(Clam Antivirus)についてのメモ
参考:: http://clamav-jp.sourceforge.jp/jdoc/clamav.html
clamavの主なものは以下の通り。
- freshclam (ウィルス定義データベース更新)
- clamd (ウィルススキャンサーバ)
- clamdscan (clamdとやり取りしてウィルススキャンを実行)
- clamscan (単独でウィルス定義データベースを読み込みウィルススキャンを実行)
freshclam
ウィルス定義データベースを更新する。デーモンモード(-d)もある。設定ファイルではclamdをリスタートする設定もあるのでそれをしたくない場合は以下のようにコメントアウトする。
# vi /etc/freshclam.conf .... #OnUpdateExecute /etc/init.d/clamd restart .... # freshclam --quiet
clamd
ウィルス検査エンジン。ウィルス定義データベースを読み込んでおき、クライアントからの要求に応える。データベースを読み直すには、SIGHUPを送るか、以下の設定のようにチェック秒を指定する。
# vi /etc/clamd.conf .... SelfCheck 86400 # 一日一回データベースを読み直す .... # /etc/rc.d/init.d/clamd start
clamdscan
clamdと通信してウィルスチェックを行う。ただし、clamscanのように"-r"オプションがないので再帰的にディレクトリを検査できない。
clamscan
起動するときにウィルス定義データベースを読み込み、ウィルスチェックを行う。ディレクトリを再帰的にチェックすることも可能。
# clamscan -r カレントディレクトリ配下を再帰的にスキャン # clamscan -r /home/foobar /home/foobar 配下を再帰的にスキャン